ダイヤモンドのライン上
こんばんは 千夜人です。
福井も梅雨入りしたのでしょうか。それとも台風の前触れでしょうか。春はどこ?
うしかい座の1等星アルクトゥールス、おとめ座の1等星スピカ、しし座の2等星デネボラ。
春の夜空に輝く明るい星3つを繋ぐと、春の大三角ができます。
この春の大三角にりょうけん座の3等星コルカロリを加えると、春のダイヤモンドを描くことができます。
コルカロリとアルクトゥールスを結ぶ線の中間あたり。ここには星の集まり、球状星団M3が潜んでいます。
6等級なので星団としては明るいほうですが、双眼鏡や望遠鏡が必要です。
りょうけん座を有名にしているのが、子持ち銀河の別名を持つM51です。
渦巻き銀河のすぐそばにもうひとつ銀河が見え、まるで銀河の腕で繋がっているように見えます。
こちらは星座の境界線ぎりぎり、北斗七星の持ち手のすぐ近くに位置しています。
M3もM51も双眼鏡で位置がわかるくらい明るい天体です。
公開天文台でリクエストすれば導入してもらえるかもしれません。
でも、そんなときはレンズを覗く前に「しょぼいしょぼい」と暗示をかけておくことをお勧めします。
巨大望遠鏡やハップル宇宙望遠鏡などの鮮明で迫力ある写真が出回りすぎているからです。
せっかく自分の目で本物を見ているのに、あまりの小ささにがっかりしないよう、
イメージにフィルタをかけておきましょう。
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