日本のは8つ
こんばんは 千夜人です。
今日は1日雨かと思っていましたが、晴れてきました。帰宅して慌てて撮った日曜日のおひさまです。
ギリシャ神話に登場する蛇の化け物ヒドラ。
でも、日本だって負けてはいません。
古事記には、身体ひとつに8つの頭、8つの尾を持つ大蛇が登場します。
八俣の大蛇(やまたのおろち)です。
身体にはコケやヒノキやスギだのが生え、その長さは谷8つ、峰8つに渡って見えるという、
こちらもかなり迫力のある怪物です。
八俣の大蛇は、天照大神の弟神須佐の男の命に退治されました。
東洋と西洋、ずいぶんと遠い国どおしですが、頭がいくつもある蛇のお話があるというのも不思議な感じです。
身体の長い蛇は、川の流れを連想させます。
巨大で頭がいくつもある蛇の怪物は、荒れ狂う大河を象徴しているのでしょうか。
蛇の怪物を退治するお話は、水害との戦いや治水といった人と水との関係を表しているのかもしれませんね。
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