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2013年1月24日 (木)

同じ星のその後

こんばんは 千夜人です。
今、ピアノでショパンのワルツ№6を練習しています。指が冷たいのでなかなか速く弾けません。

おうし座の右の角の先に位置するM1かに星雲)。
名前にカニがついていますが、かに座にあるわけではありません。星雲の形がカニに似ているからつけられた愛称です。
M1は、星雲の種類でいうと超新星の残骸になります。
超新星の残骸というのは、とても重たい星が、最期に大爆発を起こして飛び散ったガスのことです。
かに星雲のもととなった星の大爆発は、地球から目撃されていました。
1054年、突然星が現れた様子が、藤原定家の「明月記」や中国の古文書に記録されています。
木星ほどの明るさの星が出現し、しばらくは昼間でも見えていたというのですから、
当時の人はさぞかし驚いたことでしょう。
そのときの爆発で吹き飛ばされたガスは、秒速1000km以上で今でも宇宙空間に広がり続けています。
何年か時間を空けて写真を撮って比べると、形が変わっているかもしれません。
1000年も前には昼間でも見えていた星も今ではすっかり暗くなり、望遠鏡がないと見えなくなってしまいました。
歴史とか、宇宙も変化しているとか、いろいろなことを感じさせてくれる星のひとつです。

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