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2013年7月29日 (月)

福井ミケ展

こんばんは 千夜人です。
しっかしまあよく降りますこと。

福井県立美術館で開催されていますシスティーナ礼拝堂500年祭記念「ミケランジェロ展」を観てきましたheart04
イタリア・ルネサンスの彫刻家、「神のごとき」と讃えられたミケランジェロの作品が福井にやってきました。
さすがに有名な「大作」は持ち出せなかったようですが、素描や彫刻、手紙などが展示されていました。
システィーナ礼拝堂の壁画「最後の審判」のために描かれた素描は、腕も隆々、脚も隆々、腹筋がすご~い。
(どこ見てんねんsweat02
理想の肉体美を追求してたのでしょうねぇ。
ミケランジェロ展は福井と東京で開催されるのですが、福井の方が先なので、
今回初公開されるものは、ほんとにほんとの日本初公開となるわけです。
そのひとつ「階段の聖母」は15歳のころの作品だそうです。これを15歳で彫るとは・・・。
ポスターなどで奥行きを感じたのですが、意外と薄いのでびっくりしました。
こちらも初公開となる「レダ」のための頭部の習作は、練習とは思えないくらいの描きこみです。
すっごい美人さんですが、モデルは男性なんですってbomb
ところで、レダというのはギリシャ神話に登場するスパルタ王チュンダリオスのお后のことです。
絶世の美女レダを見つけた大神ゼウスが(またか)、白鳥に姿を変えてレダに接近します。
そのとき身ごもった卵から、ふたご座となるカストルとポルックスが生まれたのだそうです。
ミケランジェロ自身が描いた「レダと白鳥」の絵は残っていないそうですが、
後に誰かが模写した作品が一緒に展示されていました。
確かに顔の角度は同じです。
でもやっぱりミケランジェロの素描の方が美人さんです。
たぶん日本では2度と見られないといわれる作品ばかりだそうなので、見に行ったほうがいいですよーwink
500年もの間、残っている、残されている、そんな凄さがありました。
余談ですが、大神ゼウスが化けた白鳥は、夏の夜空に輝くはくちょう座になりましたとさ。

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