つままれた
こんばんは 千夜人です。
明日は、冬の土用の丑の日です。が、鰻にも寒鰤にも手が出ないので、寒鯖で味噌煮にしました。
北の空をめぐる星たち。
北斗七星と、日本ではこびしゃくとも呼ばれるこぐま座とは、大きさは違えど形が似ているからでしょうか、
対に見られることが多いようです。
ギリシャ神話でも、北斗七星のあるおおぐま座と、こぐま座とは親子になっています。
月と狩りの女神アルテミスに仕えるカリストは、大神ゼウスの子を身ごもったため、
女神の呪いで熊の姿に変えられてしまいます。
母を知らずに成長した子アルカスは、森で狩りをしているときに巨大な熊に遭遇します。
その大熊こそ、母カリストの変わり果てた姿でした。
そうとは知らずに熊を仕留めようとするアルカスの姿を見た大神ゼウスは、
アルカスを小熊の姿に変え、母熊共々星座にしたのだそうです。
おおぐま座とこぐま座の星座絵を見ますと、キツネかタヌキかはたまたリスか、というようなしっぽをしています。
これは、大神ゼウスが親子を星座にするとき、しっぽを掴んで引っ張ったために伸びてしまったのだとか。
星並びが間延びしているから仕方ないとして、なんだかキツネにつままれたようなハナシ・・・。
コメント