落雁諸江屋 花うさぎ
こんばんは 千夜人です。
明日は半影月食が起こる日ですけれど、お天気がもつかどうか心配です。
昨年3月14日に北陸新幹線が開業して1年になりました。
というわけで、ということでもないのですけれど、今回も金沢のお菓子をご紹介します。
実は、ユエさんからのいただきものなのですけれど、まだ記事にしていなかったので・・・。
もちろん、おいしいうちにいただきましたよ。
創業嘉永2年(1849年)、落雁諸江屋さんの「花うさぎ」です。
諸江屋さんは、加賀百万石ゆかりの伝統的なお菓子を作り続けている和菓子屋さんです。
中でも、この「花うさぎ」はネットショップでも1番人気の商品だそうです。
パッケージはいろいろな種類があるようですが、いただいたのは、若草色にウサギやナデシコの花が描かれているもの。
全然星っぽくないと言われそうですけれど、中の小箱に理由があります。
着物を思わせる絞り柄の小箱。その裏面に「月宮殿に遊ぶ兎の姿を菓子にうつして―」と書いてあります。
とても趣のある筆運びで、ちょっと自信ありません。
と、とにかく、このウサギは月で遊んでいるらしいのです。名前は花うさぎ、なんですけどね。
丁寧に折られた小箱の口を明けますと、ひと粒ずつ和紙で包まれた落雁が入っていました。
この姿がウサギに見えることが名前の由来だそうです。
和三盆糖と寒梅粉を使って昔ながらの製法で作られた、上品な甘さの落雁です。
ウサギの形ではなく、小さな梅の花。白と薄紅と若草色です。
そういえば、加賀前田家の家紋も確か梅の花の意匠でしたね。
福井の桜の開花予想は3月29日ころだそうです。
桜を待ちつつ、新幹線の延伸を待ちつつ、花うさぎをいただくのもまた一興。
ユエさん、ごちそうさまでした。
(上品な甘さ、口解けのお菓子です。がりがり噛んだらもったいないです。
抹茶はもちろん、加賀棒茶、苦めのコーヒーなどともおいしくいただけそうです)
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