菓匠泰平庵 栗どら名月
こんばんは 千夜人です。
三笠宮さまが亡くなられたというニュースが流れていました。ご冥福をお祈りいたします。
だからというわけでは、決してないのですけれど。
たまたまなのですよ。
今日は、阪神製菓さんの「栗どら名月」をいただきました。
秋の夜空を思わせる黒と、月の光の金色をあわせたラベルとパック。意外と落ち着いた色合いです。
ゴージャスシックとでも呼ぶのでしょうか。
踊るような筆づかいの文字に、金の丸は満月ですね。
ですが、中身は半分にカットしたどら焼きで、切り口に栗が乗っています。
ひとパック3個入りで、近頃流行の? 核家族対応でしょうか。
やわらかなどら焼きに、十勝産小豆100%の粒あんを入れ、栗をのせたそうです。
焼き色がしっかりついた生地は、ふんわりとした食感です。
つやつやとろとろの粒あんは塩味がきいていて、ぜんざいを思わせます。
こりっとした甘露煮の栗がまるまるひと粒入っていて、ほんのちょっぴり贅沢気分です。
どら焼きを月に見立てることがありますけれど、これは真っ二つですし・・・。
むしろ、生地の切り口を木々の枝、粒あんを夜空、栗を月としてみますと、
夜空に向かって伸びる木の枝の合間から、月が覗いているような情景が思い浮かびます。
その月は真円ではなく、少し欠けた、まさに栗名月です。
今年の栗名月(10月13日)は過ぎてしまいましたが、今の時期にぴったりのおやつだと思います。
・・・で、なにがというと。
どら焼きのことを、関西では三笠と呼ぶことがあるのですね。失礼いたしました。
(粒あんがややしょっぱめで、栗ぜんざいを食べているような感覚です。
普通のどら焼きの半分サイズなので、罪悪感も半分です)
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