前か後ろか
こんばんは 千夜人です。
雪かきはいい運動になりますが、お腹も空きます。
ギリシャ神話に登場する巨大な船アルゴ号を夜空に描いたのアルゴ座。
古くから知られていた星座だったのですが、後に大きすぎるという理由で分割されてしまいました。
そのうちのひとつとも座は、船尾部分にあたります。
アルゴ号の冒険物語の中に、黒海の入口にあるシンプレガデスの大岩のエピソードがあります。
シンプレガデスは開いたり閉じたりする岩で、通る船を挟んでしまう海の難所でした。
アルゴ号は、先にハトを飛ばしていったん岩を閉じさせ、また開いた隙を突いて通過する作戦をとりました。
なんとか通り抜けることができたのですが、最後の最後で舳先を挟まれてしまったそうです。
・・・ん? 舳先?
もしやこれは、船尾を描いたとも座にあわせて、船首部分が壊れたことにしたのでは?
アルゴ座を分割するとしても、どうして舳先ではなく船尾を残したのだろうと不思議に思っていました。
実は、昔の船は前後ろ関係なく、どちらにも進めたのだそうです。
なるほどー。
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