とらや 夜の梅
こんばんは 千夜人です。
今日は桃の節句です。ちらし寿司をいただきました。え? なにか問題でも?
桃の節句といいますが、実際にはまだまだ梅の季節です。
とらやさんの羊羹「夜の梅」をいただきました。
とらやさんは、室町時代後期に京都で創業したと伝わる老舗の和菓子屋さんです。
およそ480年の歴史というと、北極星からの光が届くくらいでしょうか。もう少し古いかな。
そのとらやさんを代表する商品のひとつが、羊羹「夜の梅」です。
福井の羊羹といえば冬に食べる水ようかんですが、夜の梅はどっしりとした練羊羹です。
竹の皮に包まれた、黒々として艶やかな姿が、歴史と格調を感じさせます。
切り分ける包丁の刃も、ねっとりとしてなかなか通りません。
夜の梅という名前は、切り口に見える小豆の粒が夜の闇に浮かび上がる梅の花のように見えることからだそうです。
重みがあり、表面に蜜が染み出しているので、ご多分に漏れず甘いのですけれど、
上品な甘さと滑らかな食感で意外としつこさがありません。
さらりとした水ようかんを思う存分? 食べるのもいいですが、
どっしりとした練羊羹をゆったりといただくのも、大人な感じがしていいものですね。
(寒いときに、熱めのお飲み物をお供にいただくのが良さそうです。自分なら、コーヒー、でしょうか。
夜更かしで消耗しやすいときの、贅沢な栄養補給にもいかがでしょうか)
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