ぼろぼろ月夜
こんばんは 千夜人です。
風邪が抜けきらないのか寒気がします。はやく暖かくならないかなぁ。
障子が明るいので開けてみると、月がぽっかり浮かんでいました。
冬の満月は天高く懸かり、下界を一様に照らすのですけれど、
春の満月は少し高度が下がるので、軒下に下がるというか、窓を覗き込むように光っています。
冬の冷たく冴えた月明かりとは違い、春のぬくい空気で幾分柔らかな感じもします。
今夜は雲があるので、朧月夜よりはぼろぼろ月夜といったほうが合っているかもしれません。
同じ月を見ているのに、季節や見え方によってずいぶんと印象が変わります。
それは季節や月齢の移り変わりだけでなく、見ている人の感じ方が変わるからなのでしょうか。
月は、見る人の心情を映す鏡なのかもしれません。
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