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2013年1月26日 (土)

星といったら

こんばんは 千夜人です。
スキー場に降ってほしいくらいの「いい」雪です。自転車が使えないので、がしがし歩きました。

清少納言が書いた「枕草子」のなかで、「星はすばる・・・」と称えられているのが、
おうし座の散開星団M45プレアデス星団です。
おうしの肩の部分に、ごちゃごちゃっとした小さな星のかたまりがあります。
肉眼では5、6個くらいの星の集まりに見えますが、望遠鏡で覗くと数百個もの星の集団です。
写真に撮ると、淡いガスに包まれた青白く美しい星たちの姿があらわになります。
これらの星は、誕生して6000万年ほどたった星といわれています。
太陽は誕生してから50億年ほどといわれていますので、ずいぶんと新しい星たちなのですね。
小さく寄り集まった姿から、平安時代の人たちも愛でていた星です。
現代でも歌になったり望遠鏡の名前に使われたりと、日本人の感性はいまもむかしも変わらないようです。
プレアデス星団は、日本だけでなく、外国でも昔から注目されてきた天体のひとつです。
星団の名前は、ギリシャ神話に登場する姉妹の名前に由来します。
明るい星には、ひとつひとつ姉妹の名前がつけられています。
乱暴者オリオンに追いかけられたという神話があるくらいですから、きっと美人さんだったのでしょうね。
秋の夜更けには東の空に姿を現し、凍てつく冬の夜空でもはっと目を引く星の群れ。
肉眼で見ても、双眼鏡や望遠鏡で見ても楽しめる星団です。ぜひ探してみてくださいね。

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