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2013年7月11日 (木)

うりゃっ

こんばんは 千夜人です。
海にでも行きたいなぁと現実逃避していたけれど、こんなに暑いと死んじゃいますね。

南の空に連なるSの字の星並び。さそり座です。
古代メソポタミアやエジプトではサソリの姿に見立てていました。
日本では海に囲まれたお国柄でしょうか、魚釣り星鯛釣り星と呼んでいたそうです。
同じ海に囲まれたポリネシアの島々でも、釣り針の形と見ていたようです。
日本からは南の空の低いところに見えるさそり座も、南半球では空高く昇ります。
島々に伝わる神話もダイナミックで、この釣り針は島を釣り上げた釣り針だと伝えられています。
兄弟の末っ子マウイは、兄たちから意地悪をされて漁に連れていってもらえませんでした。
心優しいマウイはおばあさんの世話をしていたのですが、
おばあさんは顎の骨で釣り針をつくるよう言い残して亡くなります。
マウイはおばあさんの顎の骨で釣り針をつくり、兄たちの舟に忍び込んで漁へ出かけます。
兄たちが餌を分けてくれないので、マウイは自分の鼻を殴って鼻血を出し、釣り針に塗って餌のかわりにしました。
するとなにか大きなものがマウイの釣り針にかかりました。
なんとそれは大きな島だったのです。
マウイがなんとか島を引っ張りあげると、その勢いで釣り針が天まで飛んでいき星となりました。
マウイはその島の王様となり、星になった釣り針はマウイの釣り針と呼ばれるようになったのだそうです。
同じ釣り針でも、見える高さが違うと話も大きくなるんですねcoldsweats01

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