西口プラネ サイエンスカフェ
こんばんは 千夜人です。
風が強くて体感温度は低いのですけれど、時折おひさまが顔をのぞかせてくれました。
今日は、福井市自然史博物館分館で開かれましたサイエンスカフェに参加してきました。
サイエンスカフェは、講師をお招きして、専門分野と天文や宇宙に絡めたお話をしていただく、気楽な雰囲気の講演会です。
奇数月の第1日曜日の午後に開催されています。
今回は、福井市美術館の副館長・河野泰久氏による「美術作品と天文のかかわり」というテーマでお話いただきました。
ギリシャ神話にまつわる星座絵から、キトラ古墳の石棺天井部に描かれた天体図について解説、
西洋絵画や日本の浮世絵に描かれた星や月についてなどのお話でした。
明かりがなかった時代は、真っ暗な夜は絵がかけないとか、星の世界は死を連想するとか、
様々な事情があったようで、美術作品として星空を描ける(描く)ようになったのはつい最近のことだそうです。
しかも、実際の星並びとは全然違うし。ま、イメージだからいいのか。
闇夜を照らす月は星よりも親しみがあったようで、浮世絵には満月を描いたものがあるそうです。
解説の合間には、顔料絵の具の作り方といった豆知識? もあって、
美術の世界にも興味がわいてくるひとときでした。
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