あれから24年
こんばんは 千夜人です。
なかなか風邪が治りません。せめてもうすこし暖かくなってほしいものです。
1986年4月24日の宵、自分は国見岳にプチ遠征していました(年がバレる)。
その夜は皆既月食が起こる日で、
ちょうどそのころ76年ぶりに地球に接近していたハレー彗星も一緒に見てしまおうと、
300人ほどのギャラリーが集まっていました。
明るい満月が少しずつ光を失い、色を変えていく様子を双眼鏡や望遠鏡で見せてもらいました。
月が暗くなると、それまで月明かりにかき消されていたたくさんの星たちが姿を現しました。
そのなかから、淡くぼんやりとしたハレー彗星を探さなくてはなりません。
確か、からす座の星を頼りにこうやってこうやって・・・と教えてもらったような気がします。
前回帰還の1910年のすごい写真や他の大彗星の写真のイメージがあったためか、
苦労して見つけた割にはあまりにもボヤボヤの姿に落胆も大きかったように覚えています。
なので、どちらかといえばお月さまの変化のほうが印象に残りましたね。
ちびっ子がこんなに遅くまで起きていてはいか~ん(しかも次の日学校だし)ということで、
未練たらたらで帰ったのですが、車の中でもずっと月を追いかけていました。
疲れて眠いんだか興奮して眠くないんだか、自分でも訳のわからない状態で帰り着いたころには、
月はすっかり白い輝きを取り戻していました。
ハレー彗星にはちょっとがっかりでしたが、本物を見られたのはいい経験だったと思います。
しかも、翌日の新聞に載ったというおまけつき
からす座が昇ってくると思い出す、ささやかな思い出です。
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