6万年後の夫婦星
こんばんは 千夜人です。
棚卸前の在庫整理でコンテナの積み下ろしをしていたら、汗だくになりました。
うしかい座の1等星アルクトゥールスとおとめ座の1等星スピカ。
このふたつを「春の夫婦星」と呼んでいます。
オレンジ色のアルクトゥールスがダンナ星、白いスピカがヨメ星です。
夫婦星とは言うものの、いまはふたつの星座に分かれてずいぶんと離れている感じがします。
永久不変の象徴にされやすい星たちですが、じつは広い宇宙空間を動き回っています。
惑星が動くのはわかりますが、気がつかないだけで、星座を形づくる星たちも動いているのです。
とくにアルクトゥールスは運動量が大きく、地球から見てもっとも動きの大きい星のひとつに挙げられています。
といっても、地球から見て満月の直径分動くのに1500年ほどかかるようですが。
春の夫婦星の呼び名は偶然なのか、アルクトゥールスはスピカのほうへ動いているようです。
そして6万年後にふたつの星が並んで輝くようになります。
そのころにはほかの星たちもずいぶんと位置を変え、星座の形も現在とは全然違うものになっていますけれどね。
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