Astrantia★アストランティア

こんばんは　千夜人です。
４月も終盤だというのに、あいかわらずもっこもこの服装です。星見以外でも完全冬服です。

風がぬるんでくると、空気もふんわりとして、景色が霞んだように見えます。
きりっと冴えた冬とくらべると、春はどことなくものが優しく見えてきます。
それは夜空の見え方にも言えることで、星もちかちかとは瞬かず、月もぼんやりと儚げです。
月がふんわりと見える夜には、こんなお茶菓子はいかがでしょうか。
甘露司飛嶋さんの「おぼろ月」です。
抹茶のバウムクーヘンを、餡とカステラで巻いてあるようです。
バウムクーヘンは、抽象画に描かれた月を模しているのでしょうか。
餡やカステラは、輪郭がぼやけた朧月を表現しているように思われます。
食感は、カステラのふんわりと、しっかりめのバウムクーヘンが同時でも、別々でも楽しめます。
自分はバウムクーヘンを１枚１枚剥がして食べることが多いのですが、
さらに外側にふわふわとしたカステラがあるので、食感や味の違いをじっくりと味わいました。
煎茶でもコーヒーでも合いそうです。

千夜人個人の評価：☆☆

（バウムクーヘンはしっとりというよりはしっかりとした食感。好みのタイプ。

なので、ちょっと小さいかも）

右上は「四季のおぼろ月　桜」。春霞に浮かぶお月さまといったところでしょうか。

四季というからには、夏秋冬もあるのでしょうか。よもぎ？　栗？　さつま芋？

どのような味なのか、想像がふくらみます。