おうしの角の先
こんばんは 千夜人です。
雪が積もってから、庭に鳥が来るようになりました。餌でも置いておこうかな。
2009年も残すところあと1週間ほどとなりました。
今年は丑年だったので、おうし座に勝手な親近感を覚えます。
そのおうし座には、最期を迎えた星が大爆発を起こした跡が残っています。
おうしの右の角に位置する星のそばに、M(メシエ)1と符号をつけられた星雲があります。
望遠鏡で見ると蟹の甲羅のような形に見えることから、「かに星雲」とも呼ばれています。
ウチの主砲で覗いてみても、ボヤボヤで全然蟹には見えないのですが。
このかに星雲、西暦1054年に寿命を迎えた星が大爆発を起こし、
いまもなお四方八方にガスが広がりつつあるそうです。
星が爆発したときはとんでもなく明るく輝き、
藤原定家が書いた「明月記」をはじめ、日本や中国の記録に残されているようです。
今もガスが広がり続けているということは、自分が子供の頃に図鑑で見た写真と、
最新の写真とでは、形が変わっているかもしれないのですよね。
今度、古い資料と新しい資料とを見比べてみます。
もしかしたら、ほんとうに蟹に見えなくなっているかもしれません。
西暦1054年に爆発した、ではなく、
星が爆発した光が西暦1054年に地球に届いた、ですね。
投稿: 千夜人 | 2009年12月24日 (木) 22:45