音楽朗読劇 銀鉄
こんばんは 千夜人です。
外気温との温度差が大きいと辛いので、本当は事務所のエアコン30℃設定にしたいのですが。
もちろん、却下。
ハーモニーホールふくいへ、音楽朗読劇「銀河鉄道の夜」を観にいってきました。
朗読は元宝塚トップスターの安寿ミラさん。独りですべての役を演じます。
音楽は笠松泰洋氏。ハープ、チェロ、フルート、ヴァイオリンによる室内楽形式でした。
今日のハープは福井製。しかも新型プロトタイプのお披露目だったそうです。
お話はすべてを読むとかなり長いために、かなりカットされていました。
仕方がないのですが、好きなシーンが省略されていたのが残念です。
自分は星好きだからか、沿線の風景の描写がとても気に入っています。
でも、今回は悲しいお話、喪失感や不条理さを前面に出しているのか、情景描写は少なめでした。
カットしているのに、途中でオリオン座とおおぐまこぐまの、ふたつのギリシャ神話が挿入されていました。
音楽は効果音的に使っているところもかなりありました。
ハープがチャイムを、チェロは線路の音、フルートは汽笛、ヴァイオリンは風。
ライティングで真っ赤な蠍の火を表現したり、十字架を映したり。
いろいろな表現があって面白かったです。
もともとは「銀河鉄道の夜」というひとつの物語ですが、いろいろな解釈、いろいろな表現方法があって、
いろいろ見比べてみるのも楽しいと思いました。
コメント