清月堂本店 おとし文
こんばんは 千夜人です。
朝起きたらお天気が良かったので(明日から雨なので)、両親がお出かけしてしまいました。羨ましい・・・。
秋はお月見の季節です。
月はお菓子のモチーフにしやすいのでしょう、いろいろあるのでよりどりみどり。
などど迷ってしまいましたので、頂き物をご紹介します。
清月堂本店さんの「おとし文」です。
全然月っぽくなさそうですけれど、こちらのお店の名前が、
創業地の近くに橋が多く、橋からながめた水面に月がきれいに写っていたことが由来なのだそうです。
そんな清月堂本店さんの看板商品がおとし文だそうです。
おとし文というのは、渡すに渡せない恋文を川に落としたはかない思いを表したお菓子だそうです。
上品な色の箱には流水と月の絵柄が描かれていて、川に落とした手紙が水面を揺する情景が思い浮かびます。
淡いピンクの包み紙にも、黄色いお月さまの意匠が施されています。
中身は、きみしぐれという和菓子です。
お月さまを思わせる黄身餡を、こし餡で包んで蒸してあります。
ひび割れからのぞく黄身餡が、ゆらゆらとはかなく揺れる月明かりのようにも見えます。
ほろりと崩れる食感も、はかなさを表しているようです。
今年は月モノイベントがことごとく不発に終わっているので、
なにやら今の自分の気持ちに似ているような気がします。
10月27日の栗名月こそ、なんとかじっくり眺めたいものです。
このお菓子は少し前、従姉にいただきました。いつもありがとうございます。
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