なかった
こんばんは 千夜人です。
積もってはいませんでしたが、山々はうっすらと白くなっています。見た目が寒々しいです。
北の星空を長い時間をかけて眺めて、もしくは撮影していると、
北極星を中心にして反時計回りに星々が動いていくのが判ります。
地球が地軸を芯にして1日1回転をしていて、地軸の北の延長線上の近くに北極星が位置しているからです。
その地軸の反対側、南の延長線上の近くには明るい星が見当たりません。
残念ながら、南極星に相当する星はないのですね。
この辺りにあるのは、はちぶんぎ座です。
はちぶんぎ座は、天の南極にもっとも近い星が5等星、もっとも明るい星でも4等星と、
目印になるような星がありません。
天の南極を探すには、ちょっと離れたところにある明るい星を頼りに、推測するしかないようです。
便利になった現代では、星で方角を調べる必要性は昔ほどなくなったでしょうけれど、
これはなかなか難しそうです。
やはり、人間さまの都合のいいように宇宙は回っているのではない、ということですね。
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