じわじわと
こんばんは 千夜人です。
県内の紅葉の名所からも、見頃の便りが届き始めたようです。今夜も色づきが進みそうです。
いろいろと話題に事欠かないはくちょう座ですけれど、太陽以外の恒星ではじめて距離が分かった星もこの星座にあります。
1等星デネブからちょっと離れたところに位置する61番星という5等星です。
星って動かないように見えますけれど、遠くて気がつきにくいだけで、実際にはそれぞれの方向に向かって動いています。
それでも、近くにある星は数百年ほどで位置を変えてしまうことがあります。
はくちょう座61番星も、150年くらいで満月1個分動いてしまいます。
ヒトの目は、右目と左目の見え方の違いでものの距離を感じていますけれど、
地球の公転を利用して、季節による見え方の違いで星の距離を測る方法があります。
61番星はそうやって、星までの距離が地球から11光年であるとはじめて測定された星だそうです。
61番星が選ばれたのは、動きが大きくて地球に近いと考えられていたからだそうです。
しかもこの星、6等星の星がそばにくっついている二重星、そのうえ、お互いに回りあっている連星だそうです。
お手てつないでくるくるまわりあいながら、宇宙を旅しているのですね。
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