伊勢屋 おぼろ月
こんばんは 千夜人です。
日中降り続いた冷たい雨も、夜になるとあがったようです。夜空も、冬の色が濃くなってきました。
心なしか、月の光もキンキンに冴えてきたようです。
イメージでは真逆になるのですけれど。
先週、シマシマを見にいったとき、道の駅で見つけました。御菓子処伊勢屋さんの「おぼろ月」です。
伊勢屋さんは、小浜市にあります今年で創業190年になる老舗の和菓子屋さんです。
夏の元祖くずまんじゅうや冬の丁稚ようかんで、有名なお店です。
淡い黄色のパッケージには、おぼろ月のような儚げな細い線で商品名が書かれています。
よくあります黄色くてまるいお菓子を思い浮かべたのですけれど、中身は少し様子が違っていました。
マーマレードをサンドしたブッセだそうです。
月面を思わせるごつごつとした見た目とは裏腹に、ふんわりと焼きあげられた生地はほろほろとやわらかく崩れます。
つかみどころのない朧月夜のような生地の間には、
ほろ苦い夏みかんのマーマレードがまるで、霞の向こうにある月のような存在感です。
ふんわりとした朧月と、力強く輝く実体の月と、両方をいただいているような感じでした。
千夜人個人の評価:☆☆
(袋を開けたときのギャップと、食べたときのギャップと、想像を超える味わいでした。
マーマレードがちょっと大人な味です)
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