大きな太陽と小さな月
こんばんは 千夜人です。
窓の外が霧で真っ白です。街灯がにじんで、まるで別世界です。
今日は、今月中でもっとも月が地球から遠ざかる日です。
月は地球の周りを楕円軌道を描いてまわっているので、遠くなったり近くなったりします。
地球から月の平均距離は38万kmですが、今日は40万kmくらい離れています。
地球から見ると、今日のお月さまはいつもより小さめに見えるのですね。
天気悪いし、そもそも新月過ぎで見えないし、第一、見てわかる違いではないのですが。
奇しくも地球のほうは近日点を通過したばかりで、太陽が大きく見える頃です。
先日の15日の日食は、この大きな太陽と小さな月が重なって見える現象でした。
西日本では日食が始まってすぐに日没を迎えてしまいましたが、
アフリカ~中国では、月が太陽を全部隠しきることができず、
月の周りに太陽がはみ出して見える金環日食になりました。
特に太陽が大きく見え、月が遠くにある時期に起こったものですから、
極太ゴールドリングの継続時間は今世紀最大だったとか。
太陽と月と地球との微妙な位置関係が見せてくれる素敵なイベント。
福井で金環日食が見られるのは、2012年5月21日の朝です。見られるといいですね。
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