片道15年
こんばんは 千夜人です。
連日、エアコンをつけたい人とつけたくない人との静かなバトルが繰り広げられています。
自分はつけたくない人派です。
七夕ネタでしばらく引っ張れそうです。
織姫星と彦星は1年に1度、7月7日の夜にくっつくのでしょうか。
純真無垢な子供たちの夢をブチ壊すかもしれませんが、それはとうてい無理な話のようです。
織姫星、別名こと座のベガと、彦星、別名わし座のアルタイルとは、
実際はおよそ15光年離れているといわれています。
光年・・・年という時間の文字が使われていますが、距離をあらわす単位です。
1秒間に30万km進む光が1年かけて進む距離(約9兆4600億km)、それが1光年です。
なによりも速い光でさえも、織姫星と彦星の間は片道15年もかかってしまうということです。
ひと晩のうちにふたつの星がくっつくには、光速の何倍もの速さで動かないといけません。
それはかなり無茶な話ですねぇ。
両方から会いに行ったとしても7.5光年ですから、もちろん光速を越えなければなりません。
七夕の夜は雨が降って、
「きっと雲の上で会っているんだよ。恥ずかしいから隠れているんだよ」
と誤魔化したほうが夢を壊さずにすむかもしれません。
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