菓匠清閑院 雅月
こんばんは 千夜人です。
昨日こんなだったら良かったのになぁ、と思えるような青空。遠くには、雪をかぶった白山も。
雨上がりということもあり、空気も澄んで月明かりが冴えています。
秋は明るい星が少ないせいか、月が出ているとついついそちらに目が向いてしまいます。
そして、月のお菓子を見つけるとついつい食べたくなってしまいます。
三日月も半月もありますが、今日は満月のお菓子。菓匠 清閑院さんの「黒胡麻せんべい 雅月」です。
清閑院さんは、日本の趣や移りゆく四季の風情を伝えるお菓子を作っているそうです。
秋の空に薄くかかる絹雲のような個包装には、さらりと筆文字。崩しすぎない感じがなんとも優雅です。
中身は、香ばしく焼き上げた歯ざわりの良い黒胡麻入りの生地で、やさしい味わいのクリームを挟んでいます。
見事に調和した和洋折衷の風味のせんべいとのことですが、洋風せんべい、もしくはクッキー?
秋風にさざ波立つ池に映る月影のような、波型をしています。
ぷちぷちと散りばめられた黒胡麻は、月の模様でしょうか。
雅と謳っていますから、今回は隕石の爆撃ではないでしょう・・・。
香ばしい黒胡麻とほんのり甘い生地はさくさくで、あっさりとしたクリームも上品な感じです。
和風庭園でぽや~っと月を眺めているような、とてもゆったりとした気分になりました。
(厚みが苦手なので、波型に沿って割っていただきました。割るときにちょっと緊張します。
黒胡麻の香ばしさと、生地やクリームの甘さとが、誰にでも好かれそうなやさしいお味でした)
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