見返り羊
こんばんは 千夜人です。
今日は冬の嵐でした。風やら雷やら、雹まで降ってきてうひょー。あ~余計に寒い。
おひつじ座の星座絵を見ますと、後ろを振り返っているように描かれています。
おひつじ座のモデルとなっているのは、ギリシャ神話に登場する金色の毛の羊だといわれています。
テッサリアの王アタマスは、王妃ネフェレを離縁して新しい妻イノを迎えます。
残された王子プリクソスと王女ヘレは、イノに疎まれ、暗殺されそうになります。
ふたりの無事を祈る母の願いを聞き届けた大神ゼウスが、金色の羊を遣わしました。
王子と王女を背中に乗せた羊は、東へ東へと飛んでいきました。
羊があまりにも高く速く飛んだので、途中、ヘレは海に落ちてしまいました。
プリクソスは無事にコルキスにたどりつき、保護されたということです。
ヘレが落ちて亡くなったとされる海は、ヘレの海、ヘレスポントス海峡と呼ばれているそうです。
おひつじ座の羊が後ろを向いているのは、落としてしまったヘレを見つめているのかもしれません。
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