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2013年12月

2013年12月11日 (水)

続きます

こんばんは 千夜人です。

某スキー場で「雪乞い」をしたそうです。効果があったのか、今年もついに雪ですか?

 

おひつじ座のモデルとなっているのは、ギリシャ神話に登場する金毛の羊ですaries

テッサリアの王子プリクソスと王女ヘレが国から脱出するのを助けた羊だそうです。

ヘレは途中で羊から落ちてしまいますが、プリクソスはコルキスへと逃れます。

羊はコルキスの王さまに捧げられ、その金色の毛皮は国の宝として竜によって守られることになりました。

時代は変わり、テッサリアのイオルコス王の子イアソンが、羊の毛皮を奪いにやってきます。

その物語は、とも座、ほ座、らしんばん座、りゅうこつ座の4つに分けられたアルゴ船座にまつわるお話へと続いていきます。

コルキスへはテッサリアから東の方角らしいので、羊の向きは逆ではないかと思えますが、

後ろを気にする姿は、アルゴ船座がある冬の星空を気にしているようにも見えますね。

自分がいま気になるのは、明日朝の路面状況ですがsnow

見返り羊

こんばんは 千夜人です。

今日は冬の嵐でした。風やら雷やら、雹まで降ってきてうひょー。あ~余計に寒い。

 

おひつじ座の星座絵を見ますと、後ろを振り返っているように描かれています。

おひつじ座のモデルとなっているのは、ギリシャ神話に登場する金色の毛の羊だといわれています。

テッサリアの王アタマスは、王妃ネフェレを離縁して新しい妻イノを迎えます。

残された王子プリクソスと王女ヘレは、イノに疎まれ、暗殺されそうになります。

ふたりの無事を祈る母の願いを聞き届けた大神ゼウスが、金色の羊を遣わしました。

王子と王女を背中に乗せた羊は、東へ東へと飛んでいきました。

羊があまりにも高く速く飛んだので、途中、ヘレは海に落ちてしまいました。

プリクソスは無事にコルキスにたどりつき、保護されたということです。

ヘレが落ちて亡くなったとされる海は、ヘレの海、ヘレスポントス海峡と呼ばれているそうです。

おひつじ座の羊が後ろを向いているのは、落としてしまったヘレを見つめているのかもしれません。

2013年12月 9日 (月)

もうありませんが

こんばんは 千夜人です。

星夜でしたが、おかげで1番の冷え込みに。福井市で初霜を観測したそうです。

 

太陽は、1年をかけて星空の中を1周しています。

太陽の通り道に位置しているのが、星占いで知られている星座たちです。

星占いの星座で1番目に数えられるのがおひつじ座ですaries

太陽の通り道と天の赤道が交わり、昼と夜の長さがほぼ同じになるのが春分点です。

2000年ほど前、星空の地図の基準ともなる春分点はおひつじ座にありましたflair

おひつじ座の目印となるのが、平仮名のへの字をひっくり返したような星並びです。

への字の角の部分に位置するのが3等星のシェラタンです。

しるしとか合図といった意味があるそうです。

春分点があることをアピールする名前なのですが、

現在、地球の動きの関係で春分点はお隣のうお座に移ってしまっていますshock

名前だけがしぶとく残っていますcoldsweats01

そのうち2万4千年もすれば、地球もぐるりと輪を描いて、春分点がおひつじ座に戻ってくる予定です。

それまで星の名前は残っているんでしょうかねぇ。

アイソン彗星にもこのくらいのしぶとさがほしかったですが、あの距離では勇気というより無謀sweat02

2013年12月 8日 (日)

単品で

こんばんは 千夜人です。

嬉しい誤算で小春日和でした。高度が低いので眩しかった今日日曜日のおひさま。

131208_111623 

おひつじ座の星の中で、1番明るいのがα星2等星のハマルです。

1等星がひとつしかない秋の星空の中では、けっこう目立つほうです。

おひつじ座の頭の部分にある星です。

ハマルとは、羊という意味です。

まさにおひつじ座の星にふさわしい名前です。

星ばかり見ていたら足元が危ないという意味ではありませんbleah

2013年12月 7日 (土)

どんより

こんばんは 千夜人です。

未明に近所に消防車が来てよく眠れませんでした。インフルエンザの予防接種も受けたので気分down

 

今日はお仕事でした。

最近ちょっとうまくいっていないので、来週からもっと気をつけなくては・・・think

今日は七十二候のひとつ閉塞成冬そらさむく ふゆとなる)です。

天地の気がふさがって本格的な冬になるころとされています。

重たい雲が垂れ込め、雪が降ってくるのもこの時季です。

タイヤの交換は済ませましたが、できるだけ降雪は遅れてほしいです。

アイソン彗星が戻ってこれなくなってから、ラブジョイ彗星に注目が集まっています。

お天気はこれからますます厳しくなりますけれど、なんとか観たいです。

観れたらちょっとだけでも気分upかなぁ・・・。

2013年12月 6日 (金)

後ろが・・・

こんばんは 千夜人です。

役立たずなもんで、いろんな意味で後がない。

 

おひつじ座の目印は、2等星を含む平仮名のへの字をひっくり返したような星並びです。

明るい星が少ない秋の星座の中では、意外と2等星は目に止まります。

このへの字の部分は、羊の頭の部分にあたります。

星座絵を見ますと、羊が後ろを振り返っているような姿で描かれています。

おひつじ座の後ろからは、冬の星座たちが追いかけてきます。

すぐ後ろには、おうし座の散開星団M45プレアデス星団が迫っていますshine

プレアデス星団は、肉眼でもたくさんの星たちが集まっているのが見え、とても目立ちます。

なんか後ろが気になるなぁ~とでもいいたそうな羊さんです。

2013年12月 5日 (木)

への字

こんばんは 千夜人です。

手書きの伝票、書き間違えてしまった。あーもーdowndown

 

明るい星が少ない秋の星座たちを追って、寒さと共にきらびやかな冬の星座たちが昇ってきます。

ちょうど境目くらいにあるのが、星占いの星座でも知られているおひつじ座ですaries

星占いの1番目に数えられる星座ですが、構成される星はちょっと控えめです。

2等星と3等星と4等星が形づくる、平仮名のへの字をひっくり返したような星並びが目印です。

4等星ばかりのうお座に比べると、2等星の存在感があります。

幾分見つけやすいので、探してみてくださいねwink

2013年12月 4日 (水)

はじまりの名残

こんばんは 千夜人です。

アイソン彗星の雄姿を来年の年賀状にと考えていた方、残念ですがどうやっても無理なようです。

 

太陽の通り道に位置する星座を、黄道十二星座といいます。

黄道の黄色は太陽を指しています。

太陽が1年かけて1周する通り道に12の星座が並んでいます。

これらの星座は、カレンダーや星占いなどに使われています。

昼と夜の長さが(ほぼ)同じになる春分の日の太陽があるのが春分点。黄道の基準ともなる場所です。

星座の広がりには差がありますし、黄道が通っている長さも異なります。

ひと月の長さがマチマチでは困りますので、黄道を春分点を基準に12等分して12宮としました。

2000年ほど前、春分点はおひつじ座にありました。

おひつじ座が、カレンダーや星占いの出発点になっていたのです。

地球の動きの関係で春分点は少しずつ移動して、現在ではお隣のうお座に移ってしまいました。

春分点の星座は変わってしまいましたが、黄道の第1宮はおひつじ座(白羊宮)のままです。

たとえば現在、春分の日がお誕生日の方は、太陽がうお座にあるときに生まれたけれど、

座標は白羊宮なので、星占いの星座はおひつじ座ということになります。

う~ん、なんのこっちゃsweat02

2013年12月 3日 (火)

ネタもと

こんばんは 千夜人です。

崩壊してしまったアイソン彗星は、残骸からの塵の供給がなく、拡散してしまったようです。

 

今年最後の目玉と見られていたアイソン彗星は、残念ながらなくなってしまいました。

昨日朝の水星食も、お天気が悪くて見えませんでした。

昨年に比べて今年は天文イベントに乏しいとみられていたので、

暦のほかに黄道十二星座の小ネタで繋いできました。

黄道十二星座は、太陽の通り道に位置する星占いでも知られている星座たちです。

1月のおうし座に始まって、12月はおひつじ座の番です。

おひつじ座はかつて、春分点があった黄道の出発点ともなる星座です。

ですが、宵の頃に見やすいものをという観点から、おうし座を1月にもってきたためにおひつじ座が最後となりました。

おひつじ座さんからしてみれば、どうして1月じゃなかったの、という声があがりそうですが、

どうかご理解くださいませ。

2013年12月 2日 (月)

やっぱり不作?

こんばんは 千夜人です。

会議が終わって出てきたら、濃霧で真っ白でした。対向車も少なく、不安になるくらい何も見えませんでした。

 

今日は、今年の新語・流行語大賞の発表がありました。

今回は異例の4つも大賞に選ばれ、大豊作だったそうです。

星空の方はというと、めぼしい天文イベントがないハズレ年といわれていました。

春霞に阻まれたパンスターズ彗星、太陽に接近しすぎて崩壊してしまったアイソン彗星と、

期待されていたほうき星たちが厳しい状況に。

ロシアの隕石落下は、文字通り「当たった」のですが。

自分はというと、「見えない」を連発していたような・・・sweat02

天文イベント不作を見越して、今年はネタに暦を取り入れてきました。

今日は、七十二候のひとつ橘始黄たちばな はじめて きばむ)です。

タチバナが黄色く色づき始めるころとされています。色づくのは、葉と実と、両方の説があるようです。

タチバナは柑橘類の常緑樹で、ミカンのような実が成ります。

ミカンの美味しい季節ですね。自分はミカンが好きなので、こちらも豊作だと嬉しいですdelicious