光り方
こんばんは 千夜人です。
今日は雑節の二百十日です。折りしも沖縄奄美地方に接近中の台風9号の、今後の動きに注意です。
南の空で明るく目立っているのは、木星と土星です。
惑星は、星座の星よりもずいぶんと地球の近くにあるため、面積がある分ちらつきの少ない光り方をしています。
なんとなく、じーっとか、ぺかーっとか、自分にはそのような言葉が出てくるような光り方です。
一方で、星座の星はうんと遠くにある分、地球の大気の揺らぎに影響を受けやすく、瞬いてみえます。
ぴかぴかとか、きらきらとか、激しいときはぎらぎらとかぴかちゃかしているとか、そんな言葉が似合います。
宮沢賢治さんの童話「銀河鉄道の夜」には、こと座のベガと思われる星が描かれています。
主人公ジョバンニが、天気輪の柱が立つ丘の上で見た青い琴の星です。
これから始まる不思議な旅を予感させるような、なかなかに激しい光り方です。
こんな夜は、望遠鏡を覗いても像が安定しなさそうですね。
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