薔薇をくわえた一角獣
こんばんは 千夜人です。
今夜は「爆問学問」見なくては・・・。
星座の星の繋ぎ方はいろいろあります。
とくに、目立たない星は繋ぎ方に決まりがないことが多いのです。
というわけで、4等星以下の暗い星で形づくられるいっかくじゅう座の星座線はいろいろなパターンがあります。
どの星をつかってどのように繋ぐのか絶対ではないようなのですが、
とりあえず星座絵は西向きに描かれることが多いようです。
繋ぎ方や星座絵によって若干のずれはありますが、一角獣は薔薇の花をくわえています。
といっても、星座絵に薔薇の花が描かれているわけではありません。
ちょうど口元というか首元というか、その辺りに薔薇の花のように見える星雲があるのです。
NGC2237、別名「バラ星雲」です。
淡いガスが花びらのように幾重にも取り巻いている美しい星雲です。
天体写真を見ると、本当に、宇宙に花開いた深紅の薔薇に見えます。
でも、とても淡い天体なので、望遠鏡で覗いても写真のように鮮やかには見えません。
フィルムの上に微かな光が降り積もって、大輪の花が浮かび上がって見えるのです。
だから、写真のようにきれいに見えなくてもがっかりしなくていいんですよ。
冬の天の川に紛れて、一角獣はどこに薔薇を届けるのでしょうか。
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