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2013年2月

2013年2月 8日 (金)

ふたつ並んだ

こんばんは 千夜人です。
昨日春一番が吹いたのに、今朝は真っ白。季節のせめぎあいが見えそうです。

冬の夜空に仲良く並んだ星ふたつshine
ふたご座の1等星ポルックスと、2等星カストルです。
ギリシャ神話に登場する双子の兄弟の名前が、そのまま星につけられています。
1等星と2等星と。
光度にやや違いはありますけれど、明るい星が並んだ様子はまさに双子の兄弟です。
それぞれの星は兄弟の頭にあたり、そこから体の星が2列に並んで延びています。
ギリシャ神話では、兄カストルが亡くなった後、弟ポルックスが一緒に星にしてもらったといわれています。
神話が先か、星座が先か、どちらが先なのかは分かりませんが、昔の人の想像力ってステキです。
日本でも、黄色っぽいポルックスを金星(きんぼし)、白っぽいカストルを銀星(ぎんぼし)と呼んでいたそうです。
そういえば、双子のご長寿おばあちゃんの名前もこんな感じでした。
他にも、ふたつの星をセットで何かに見立てる名前がつけられているようです。
さて、何に見えるでしょうか。
昔の人たちに負けない想像力で・・・。
いや~、寒いと頭が働きませんねsweat02

2013年2月 7日 (木)

どっちも無理

こんばんは 千夜人です。
降る降るといいながらも、なんとかまだ降ってきていません。明日真っ白だったらびっくりですね。

星占いの星座のなかでも、もっとも北に位置するのがふたご座です。
星占いの星座は、太陽の通り道に沿って並んでいる星座たちです。
太陽がもっとも高くなる=北に寄る夏至の頃に通過するのがふたご座の辺りになります。
ふたご座がもっとも高く昇ると、ほとんど頭の真上を通ることになります。
こうなるともはや、どっちの方角を向いても首や背骨が痛くなる姿勢になりますwobbly
そんなときは、時間をずらすしかありません。
今夜もそうですが、北陸の冬は晴れが少ないので、時間どころか季節もずらすしかないのですけれどsweat02
たまたま晴れた夜には、名前のとおり仲良く並んだふたつの明るい星を見ることができます。
このふたつの星だけでも兄弟を連想することができるので、ふたご座とはなかなかいい名前ですよね。

2013年2月 6日 (水)

ちょっと背伸び

こんばんは 千夜人です。
太平洋側のみなさま、ごめんなさい。こっちはまだ雪が降っていません。

星占いの星座は、太陽の通り道に位置する星座です。
なので、冬の夜に見える星座は空の高いところにあり、夏の夜に見える星座は空の低いところに見えます。
今はちょうど、夏至の頃に太陽が通っている星座が見えています。
南を向いて見上げますと、ぐーんと頭の真上から背中をそらせるくらいのところに見えます。
おうし座から次のふたご座のあたりが、太陽の通り道がもっとも北に寄るところです。
ふたご座はさらに北の方へと張り出していますので、首や背中がつらくなります。
そんなときは簡単。
回れ右をして北を向いてしまえばいいんです。
デスクワークが長いと、かえって背伸びしたくなることもあります。
もう少し暖かくなったら、縮こまった身体を思い切り伸ばしたいです。
寒がりなので、今はまだちょっと無理sweat02

2013年2月 5日 (火)

気長に待ちますか

こんばんは 千夜人です。
新システム導入から1ヶ月が経ちました。日常業務は慣れてきましたが、月末月初はまだまだ慌ただしいです。

毎日、星占いを気にされている方もおられると思いますheart04
星占いの星座が、実際の夜空で輝いていることはご存知でしょうかwink
星占いの星座は、太陽の通り道に位置する12の星座たちです。
お誕生日に、ちょうど太陽がある星座がその人の星座になります。
といいましても、星座の大きさや場所によって期間がまちまちになってしまうため、
太陽の通り道はきれいに12等分されています。
実際に太陽がある星座と、お誕生日の星座がずれていることは多々あります。
今日お誕生日の人は、みずがめ座が星占いの星座ですが、実際に太陽が輝いているのはお隣のやぎ座です。
太陽が沈んだ後、みずがめ座はまだ地平線上に残っているのですが、残照の中。
やはり、見るのは難しそうです。
でも、そのうちにお誕生日に星占いの星座が見られるようになるかもしれませんflair
地球の運動の関係で、太陽の位置が2000年ほどで星座ひとつ分ずれていくのです。
あと3000年もしたら、日没後の西空の充分高いところにみずがめ座を見ることができそうですbleah

2013年2月 4日 (月)

今日からスタート

こんばんは 千夜人です。
昨日は節分でした。恵方巻はありませんでしたが、鰯と豆をいただきました。
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今日は七十二候の第一候、東風解凍はるかぜ こおりをとく)です。
東から春風が起こり、厚い氷を解かしはじめるころとされています。
春風というか、今日は雨でずいぶんと雪解けが進んだようです。
現代の感覚ではまだまだ春らしくはないのですが、昔のカレンダーでは今日からが春になります。
寒がりの自分は、春めいたり寒が戻ったりするこの季節の変わり目が1年のうちでもっとも辛いかもしれません。
しもやけちゃんの手足が、ほんとうにほぐれるのが待ち遠しいです。

2013年2月 3日 (日)

宇宙のサーチライト

こんばんは 千夜人です。
今日は節分でした。日曜で天気も良かったので、豆まきはどこも盛況だったようです。
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おうし座の角の先に位置するかに星雲
重たい星が一生の終わりに吹き飛ばしたガスの広がり、超新星の残骸です。
もともとの星は、中心部が中性子星となって残っています。
とても高密度で、角砂糖くらいの大きさで数億トンとも見積もられています。
しかも、収縮したときの勢いで、1秒間に30回という高速回転をしています。
この中性子星からは、可視光や電波、X線などいろいろな電磁波が放射されているそうです。
電磁波は、回転にあわせて点滅しているかのように検出されるそうです。
灯台の光をイメージしていただければいいのではないでしょうか。
かに星雲にあるパルス状の電磁波を出す天体という意味で、かにパルサーと呼ばれています。
なんだか、戦隊モノの敵役の名前になりそうですねcoldsweats01

2013年2月 2日 (土)

高速スピン中

こんばんは 千夜人です。
金沢からの帰り道、ふと横を見ると飛行機が浮いていました。けっこうびっくりします。

ウィンタースポーツの季節ですsnowboard
でも、金沢にはお仕事で出かけていましたsweat01
ニュースでは、スキージャンプのワールドカップ札幌大会の模様が放送されていました。
フィギュアスケートも見ていて楽しいですね。
フィギュアスケートの技にスピンがあります。
広げていた腕を引くと、どんどんスピードが上がって、何回回っているのか分からないくらいの高速回転になります。
M1おうし座のかに星雲の中でも、同じようなことが起こっているそうです。
かに星雲のもとになった星は、超新星爆発を起こして星表面のガスを吹き飛ばしました。
星の中心部は収縮して、高密度の中性子星になりました。
太陽の何倍もの大きさだった星が、たった10km程度にまで縮んだといわれています。
そのとき、急激に縮まったものですから、異常な速さで回転をはじめました。
1秒間に30回転typhoon
フィギュアの選手顔負けの超高速回転です。
宇宙にはいろんな星があるんですねぇ。
自分は、今までに1度しかスケートをしたことがありません。
しもやけちゃんの足には、スケート靴が痛すぎて・・・bearing。かといってゆるめのサイズだと危ないですし。
スキーもしばらく行っていないですねぇ。
行きたくないわけではないのですが、寒いのでsweat02

2013年2月 1日 (金)

角砂糖1個分で

こんばんは 千夜人です。
昼間は青空はどこへやら。夜には雨が降り出しました。

昨日は、昴という名前のコーヒーを紹介しましたcafe
自分はそのまま真っ黒コーヒーでいただきました。スプーンに乗せた角砂糖は撮影用小物です。
もしもこのお砂糖がめちゃめちゃ重かったら、どうしましょうcoldsweats02
すばる・・・散開星団M45があるおうし座の、もうひとつのメシエ天体。かに星雲とも呼ばれるM1は超新星の残骸です。
太陽の何十倍もの重たい星が、最期に大爆発を起こして吹き飛ばされたガスです。
ガスの広がりの中心に、もともとの星の芯が残っています。
中性子星という、超高密度の星です。
星の中心部がぎゅうっと収縮して、とんでもない重さになってしまいました。
1立方cmあたり、数億トンと表現されます。
よく東京ドーム何個分というたとえを聞きますけれど、それすらピンとこない自分ですから、
そんなこといわれても全然実感がわきません。
スプーンには乗せられそうにないなぁとか、乗せるどころか空間まで歪みそうだなぁとか、
変な妄想ばかりが膨らんでいきますcoldsweats01