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2012年6月

2012年6月20日 (水)

怪物たちの密談

こんばんは 千夜人です。
今夜は洗管作業のため断水です。さっさと寝ようかな。

ギリシャ神話にはいろいろな化け物が登場します。
うみへび座のモデルとなったヒドラは、大きな蛇の化け物です。
ヒドラは英雄ヘラクレスに退治されてしまうのですけれど、
ヒドラの仲間で一緒に退治されてしまったのが、かに座になったカルキノス
かに座はうみへび座の頭のすぐ先に位置しており、仲良しさんに見えます。
ヘラクレスの冒険物語で、ヒドラ退治は2番目の冒険にあたります。
1番目の冒険は、ネメアのライオン退治です。こちらもしし座になりました。
この3つの星座は頭を突き合わせるかのように並んでいるので、
ヘラクレスに退治されたもの同士、なにやらお話しているかのように見えます。
「ちょっと聞いてよねー」
なんて声が聞こえてきそうですcoldsweats01

2012年6月19日 (火)

似てるといえば似てる?

こんばんは 千夜人です。
台風の動きが気になりますが、福井は各種警報が解除、注意報に変わっています。このまま通り過ぎますように。

夜空を川のように連なるうみへび座
ギリシャ神話に登場する9つの頭をもつ蛇の怪物ヒドラが、退治されて星座になった姿です。
同じように9つの頭をもつ竜の名がつけられた川が九頭竜川です。
奥越大野に端を発し、三国で日本海へと注ぐ、福井第一の川です。
福井の地図をくるりとまわしてちょいと傾けると、九頭竜川の蛇行がうみへび座の星並びのように見えてきます。
うみへびの心臓にあたる2等星アルファルドのあたりのカーブがちょっときつすぎるかなとも思うのですけれど、
ちょっとひいきしすぎでしょうかbleah

2012年6月18日 (月)

福井のは9つ

こんばんは 千夜人です。
台風がこちらに向かってきているようです。梅雨前線を刺激しないといいのですが・・・。

南の空にうねうねと横たわるうみへび座
名前は海蛇ですが、ギリシャ神話に出てくる蛇の化け物、ヒドラがモデルとなっています。
ヒドラは9つの頭をもつ巨大な蛇ですが、ヘラクレスに退治され、頭がひとつだけ残った姿で星座になっています。
日本の神話にも、8つの頭をもつ八俣の大蛇という巨大な蛇が出てきます。
八俣の大蛇は、天照大神の弟神須佐の男の命によって退治されます。
どちらも負けず劣らぬ恐ろしい怪物ですが、福井にも9つの頭をもつ怪物がいます。
九頭竜川です。
その昔、氾濫を繰り返す川は暴れ川、崩れ川と言われ、
それが9つの頭の竜、九頭竜川と呼ばれるようになったとも言われています。
人の思い通りにならない川を、巨大な化け物にたとえたのかもしれませんね。
今では大事な水源、自然の宝庫として共存、できているのかな?
うみへび座も、星座の名前を日本語にするときに、
おろち座とかくずりゅう座とかにすればよかったのになぁと思います。
あ、でも、頭ひとつしか残っていないから逆に変でしょうかbleah

2012年6月17日 (日)

日本のは8つ

こんばんは 千夜人です。
今日は1日雨かと思っていましたが、晴れてきました。帰宅して慌てて撮った日曜日のおひさまです。
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ギリシャ神話に登場する蛇の化け物ヒドラ
でも、日本だって負けてはいません。
古事記には、身体ひとつに8つの頭、8つの尾を持つ大蛇が登場します。
八俣の大蛇(やまたのおろち)です。
身体にはコケやヒノキやスギだのが生え、その長さは谷8つ、峰8つに渡って見えるという、
こちらもかなり迫力のある怪物です。
八俣の大蛇は、天照大神の弟神須佐の男の命に退治されました。
東洋と西洋、ずいぶんと遠い国どおしですが、頭がいくつもある蛇のお話があるというのも不思議な感じです。
身体の長い蛇は、川の流れを連想させます。
巨大で頭がいくつもある蛇の怪物は、荒れ狂う大河を象徴しているのでしょうか。
蛇の怪物を退治するお話は、水害との戦いや治水といった人と水との関係を表しているのかもしれませんね。

2012年6月16日 (土)

かなり省略

こんばんは 千夜人です。
明日は父の日です。お義父さんのところは今日の内に済ませましたgood

88ある星座の中で、1番大きなうみへび座
名前は海蛇ですが、ギリシャ神話に登場する蛇の怪物ヒドラがモデルとなっています。
ヒドラとは、9つの頭をもっていて、毒の息を吐く恐ろしい怪物です。
しかも不死身で、ひとつの首を切り落としても切り口からふたつの首が生えてくるのだそうです。
星座となったヒドラは、巨大な姿で描かれていますが、首はひとつだけです。
ヒドラは、英雄ヘラクレスの冒険物語の中で退治されました。
そのときヘラクレスは、切り落とした首が生えてこないよう切り口を火で焼き焦がしました。
最後に残ったひとつの首は、どうしても切り落とせなかったために岩で押しつぶしたということです。
星座になったのは、この最後の首だけの姿だったのですね。
たしかに、首がひとつだけでも大きな星座なのに、
9つもあったらそれこそ空の半分くらいがうみへび座になってしまいそうですcoldsweats02
ヘラクレスとヒドラの戦いの詳しいお話は、本やプラネタリウムでどうぞwink

2012年6月15日 (金)

あまりにも長すぎて

こんばんは 千夜人です。
報道特番を見ていますtv。17年前、自分はまだ学生でした。年、とったなぁ・・・。

夜空を彩る星座は、現在88ありますshine
神話の登場人物や動物を描いたものや、新しい時代の道具を描いたものなど、
形も大きさもいろいろです。
それらの中で、もっとも大きい星座はうみへび座です。
ギリシャ神話に登場する化け物の蛇がモデルとなっています。
化け物の星座にふさわしく、星座となっても巨大な姿で描かれています。
明るく目立つ星がないので、南の空に横たわる巨大な体をたどるのは困難ですが、
頭はかに座の足元から、尻尾はてんびん座の辺りまで繋がっています。
あまりにも長いので、地平線に頭が出てから尻尾が出てくるまで、7時間もかかるといわれています。
さすがに全部出てくるまで見ていたことはまだありませんが、長いです。本当に長いです。
来年は巳年なので年賀状用の写真にうみへび座をflair、とお考えの方もおられるかもしれませんが、
100度にも及ぶ長さなので、相当広角でないと入りきりませんcoldsweats01
5月頃でしたら、宵の頃、南の空の低いところにうねうねと続く蛇の姿を一度に見ることができました。
今は夏至に近く、まだ空に明るさが残っているのでちょっと見つけにくいかもしれません。

2012年6月14日 (木)

まだ続いています

こんばんは 千夜人です。
来月の発表会に向けてピアノを練習中です。ようやく自分の音が聞けるようになってきました。

ここしばらく太陽ばかりに気をとられていましたcoldsweats01
星空の配置もずいぶんと換わっています。
北斗七星はぐるりと北の空を回り、春の大三角は西へと傾きつつあります。
東の空からは夏の大三角が姿を現そうかというところ。ひと月後にはもう七夕です。
そんな中ずっと見え続けている、というよりむしろ、ずっと繋がっている星座があります。
頭はかに座の足元から、尻尾はてんびん座のところまで、うねうねうねうねと南の空に横たわっているのは、
うみへび座です。
うみへび座は、88ある星座の中でもっとも長く大きな星座です。
明るく目立つ星はほとんどありませんが、とおっても長いです。

2012年6月13日 (水)

はやぶさの日の過ごし方

こんばんは 千夜人です。
毎年恒例となっている朝の「ぱっぽー(=カッコウのこと)」。今年も気合入っています。

6月13日がはやぶさの日になりました。
2010年6月13日に、数々の困難を乗り越え地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の偉業を称え、
あきらめない心や努力する心の大切さを伝えていこうと制定されたそうです。
今夜は、大人の超合金はやぶさくんと、HAYABUSAのDVDを観ましたcrying
おつまみはもちろんかりんとうですbleah
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自分もがんばろうって気持ちになれるから不思議ですhappy01
とりあえず、ダンナのイビキをなんとかしたいなぁ。
・・・できるかなぁ・・・。

2012年6月12日 (火)

宇宙からも見てた

こんばんは 千夜人です。
連日、お中元のカタログが届きます。ダンナへのお中元はハムではなく洗剤をお願いしたいです。
これ以上は共食いになるしpig、洗濯物が多いので難儀していますt-shirtt-shirtt-shirt

興奮冷めやらぬ、金環日食金星の太陽面通過
ろまんちっく~などと言っていられないくらいの忙しさでした。
天気予報にやきもきし、いざ始まれば雲や風におろおろし、主砲とソーラースコープの間を行ったり来たりsweat01
太陽系の偶然の配置が見せてくれる現象は、やはり感動しますhappy02
下界で人間たちが大騒ぎしている頃、空では静かに観測している宇宙機たちがいました。
太陽観測衛星「ひので」も、金環日食や太陽面通過を観測したそうです。
とくに太陽面通過の画像は、さすがというか、効果音つけたくなるくらいすごいです。
準天頂衛星「みちびき」は、日食のときの地球に落ちる月の影を撮影したそうです。
月の影は、ISSからも見えたそうです。
そして金星といえば、周回軌道投入に失敗しながらも2015年に再挑戦を目指す金星探査機「あかつき」。
当初の計画通り投入できていれば、今回一緒に盛り上がれたのに残念でしたね。
2015年、太陽のホクロのように見えた金星の素顔を、ぜひ見せてもらいたいですheart04

2012年6月11日 (月)

地球だって通ります

こんばんは 千夜人です。
昨日は雲で撮れなかった日曜日のおひさま。今朝の晴れ間にリベンジです。
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地球から見て、太陽の前を通過する様子が見られる惑星は、金星と水星のふたつです。
これらの惑星は、地球よりも内側の軌道を回っています。
同じように、金星からは水星の太陽面通過が見られますし、
火星からは水星、金星、地球の太陽面通過が見られます。
金星や火星にはまだ探査機くらいしか到達していませんけれど、そのうち人類がほかの惑星に進出したら、
例えば火星から地球の太陽面通過を観察することもあるかもしれません。